当レビューは、ブルーレイディスク(以下BD)版の
画質、音質に関する評価と脚本・演出部分などの
個人的な感想を記載しております。
画質:
【MPEG-4(1層)1080p/24f収録】
ソニーの階調技術である「SBMV」を採用している為か
色彩感やコントラスト階調は見た目的にも綺麗。
今回100インチスクリーンで視聴しましたが、
ビットレートにも余裕があり、コンテンツとしての
画質には文句無しです。
また、作画に関しては結構細かく作られており
スクリーンで引き伸ばしても満足できます。
(時々モブの作画で粗い部分があるのはご愛嬌w)
画質総評:
S/N感、コントラスト、色彩感どれをとっても
文句はございません。
TVアニメ作品としてはレベルの高いクオリティでの
収録だと思います。
よって4.0点(5点満点中)
音質:
【リニアPCM(2ch/48kHz)】
音に厚みが有り、アクションシーンや生活音といった
細かい音の作りこみや十分に聞き取れるレベル。
兎に角、分離感が良い。
1話目で竜司たちがローズを奪取するシーンにおいて
ファングとの間に銃撃戦があるのですが、その発砲音の
低音部分、銃声など迫力ある音の作りこみがされており、
そこには関心しました。
また、ダイアログ部分も綺麗に収録されているので
聞き取り難いといった不満は無いでしょう。
音質総評:
ダイアログ、効果音、BGMといったものの分離が
しっかりしており、音の聞き取りがし易いです。
特にダイアログには厚みがあるので、
声優さんの声を満喫出来る作りだと思います。
TVアニメ作品としてはかなりレベルの高い作り。
よって、4.0点(5点満点中)
・・・それ意外のレビューと気になった点・・・
・原作イラストとアニメ版のキャラデザの違いについて。
キャラクターアクションを主軸に据え作品作りがなされており
人物が良く動く演出がなされています。
だから、原作イラスト担当「亜方逸樹」氏の繊細な線を忠実に
描かず、アクションが得意な「石浜真史」氏が
キャラデザ・総作画監督を務めている方向性は間違っていないと
思います。ただ、原作ファンには違和感があるかも!?
・原作と脚本・演出の違いなど。
1)原作で英理子は毎回インポートカーを好んで運転しているのに、
アニメではミニバンのア○ファードに乗りこみローズ奪還を行ったのは
ちょっと微妙だと感じたw
2)原作でローズの名前を決めたのは英理子だったのに
アニメ版では竜司が名付け親になっている。
3)今回収録分の2話までで、原作第1巻3章部分まで描いています。
総評:
画質・音質は満足行くレベル。クオリティ面では不満が出る
部分は無いです。
原作とアニメ版の違いは色々とありますが、長丁場である原作の
面白さを抽出しつつアニメ作品として面白さを演出していると考えれば、
尺の問題からしてこの作り方は妥当だと考えられます。
が、原作ファンはそうは思わないでしょうね・・・
逆に原作を読まずアニメから入った人は、普通に面白いと
感じれる作品だと思います。
この作品は竜司がローズを護ると自らで決意し闘うところから
やっと面白くなる作品なので、次の2巻3話以降が本領発揮!
だから、次巻と合わせて楽しんで頂きたい。
そう思います。